Supabase の特徴

アプリケーションのバックエンド機能をまとめて提供するサービスを BaaS と言います。代表的には Firebase があり、データベースや認証、ストレージ機能などを提供しています。

Supabase は Firebase の代替となりうるサービスです。Firebase との違いは以下の通りです。

• オープンソース
• PostgreSQL なので単体で全文検索が可能
• データベースは PostgreSQL
• ローカル環境構築が簡単
• 固定料金（一定量以上の使用で従量課金が発生）

特にキーワード検索が可能である点は大きいです。Firebase は全文検索ができないので Algolia など外部の検索 SaaS を別途導入する必要がありました。Supabase は PostgreSQL なので全文検索が可能です。

開発しようとするサービスにキーワード検索が含まれない場合は Firebase でも問題ないですが、キーワード検索が必要な場合は Supabase をお勧めします。

移行可能

純粋な PostgreSQL に基づいてテーブル設計やセキュリティポリシーを制御するので、将来的にデータベース機能を他に移行しやすいです。認証についてもユーザーではテーブルに集約されているため、適宜エクスポートも可能です。

初学者にお勧め

Firebase も初学者にもお勧めですが、Supabase はさらに検索も可能でローカルに開発環境を構築するのも容易であるためお勧めです。

いずれにせよはじめて Web アプリケーションを開発する際は BaaS の利用をお勧めします。データベースや認証、ストレージのサービスがそれぞれ別のサービスであると、それぞれのサービスのドキュメントを読む必要があり、学習コストが高くなります。

Supabase はデータベースの基本である SQL について触れる機会が多いため、SQL の上達にもつながります。